Makerbot:Replicator2レポート(2)
これ、オフィシャルの紹介ビデオ
1. 新モデルのReplicator 2
- 組立て済み出荷
- PLAプラスチックのみ対応で、ABSと違いプリント中の縮みや反りが無くなる
- プリント時間が早くなった
- レイヤー解像度は100ミクロンまで対応できる(ほぼプリンタ用紙と同じレイヤーサイズ、前のモデルよりも2倍の解像度)
- プリント可能なサイズは410平方インチ(11.2" L x 6.0" W x 6.1" H)
- プリントベッドは取り外し可能
- ベッドのレベリング調整が簡単になった
- 価格$2199
ビデオが「君がエンジニアで3dプリントモデルが欲しいと思ったら、金額の高いサービスを利用するか、学術機関に潜り込んで冷蔵庫みたいなサイズのプリンタを使わないといけなかったね」と始まる点からしてDIY要素からは離れた商品の位置付けの模様。
2. 新ソフトMakerWareのベータ版リリース(今まではReplicatorG利用していた)
新アルゴリズムでプリントデータを用意する際のスライス時間が最大20倍早くなった。
3. NYのNoHoにリテールストアを出店
ちなみにNoHoはチェーン店とかはあまり無く、デザイナーショップやらセレクトショップとかがある落ち着いて単価高めのエリアです。
- 店内はRepricator 2のみ(レガシーモデルは置いてない)
- Repricator 2は販売してる
- その他botでプリントしたパーツを使った時計・時計用バンド・ミニオブジェ なんかを販売
- プリントしたおもちゃの入ったガチャガチャ設置
DIYの残り香もないようなオシャレ店舗でしたよ。
ちなみに今日のMake:ブログに「僕らのオープンソースヒーローはクローズドソースになっていくのか?」っていうタイトルでTangibotなんかのそのままコピー商品(中国製で安い)との対峙について取り上げられてました。
http://blog.makezine.com/2012/09/19/is-one-of-our-open-source-heroes-going-closed-source/
「Arduinoクローンはコミュニティに付加価値をもたらすとして受け入れられてるが、もっと複雑なデバイスを作っているMakerbotはどうなる!?競争に勝つには十分なリソースを投入して開発を進めないといけない、ただクローズドにして特許やライセンスモデルにしても競争相手が居なくなるわけではなく、売上だけを考えてオープンソース精神を尊重しない競争相手を作るだけだ。
結局オープンソースハードウェア企業のターゲットマーケットはMakerだ。Makerはブラックボックス商品は欲しがらない、調べたいと思ったら自分で開けて調べられる商品が欲しい。そして自分の傷を引掻きながらコミュニティ全体のために問題を解決していくことができる。」
みたいな、今後の未来予想よりも問題提起的な記事でしたけどね。
--------------------------------
以上,弊社ニューヨーク駐在員@kosamariのレポートでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿