2008年10月13日月曜日

わな

私は広島県の山間の小さな町で生まれ育った。小学生の頃は学校の裏山とか友だちの家の近くの川とか家の近くの空き地でよく遊んだ。
今,小学校4年生の頃を思い出す。実家の裏の空き地(雑木林+竹やぶ+雑草畑)に沢山の野鳥が来る。 ある日,この野鳥を捕ろうと思った。それで図のような『わな』を作って鳥を待った。 エサにつられて鳥がカゴの下に来たらヒモを引きつっかえ棒を外してカゴを落とす訳だ。

わなを仕掛け物陰に潜んだ。30~40分待っただろうか…鳥が飛んできた。 「きた!きた!」と心臓はドクドクと高鳴る。「カゴに来いカゴに来い」と念じつつジリジリと待つ。 「カゴの下に入った!」とヒモを引いた。しかし,目測を誤っていた。わずかにカゴは鳥の手前に落ちた。 驚いた鳥はバサッ!と一瞬の羽音を立てて飛び去った。はやる心が目測を誤らせたのだろう。次は目測を誤るまいと思い, カゴの直下に円を描いておいて,この円に鳥が入ったらカゴを落とすことにした。

わなを仕掛けて待つ。しかし,鳥は警戒したのか地面に降りて来ない。そのうち日が暮れ始めてあきらめた。 翌日には,こんなことをとんと忘れて友だちと川の浅瀬の石の下に潜む魚を素手で捕る「簗(やな)にぎり」で夕暮れまで遊んだ。
さて,前置きが長くなったが,この野鳥捕獲の「わな」をArduinoで作るのが今回のプロジェクトだ。
...と,書いたところでしばらく放置していたら,世の中同じことを考える人はいるもので Arduino でねずみ取りを作った人がいる。Makeのブログの「Arduino mousecatcher」に掲載されている。これ見たとき世界にも「おバカ」は居ると楽しくなった。

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