フツーの部品を使って「ワンチップarduino」を作って見た。
- ATmega88 のDIPパッケージの上にLilyPad arduinoの回路を実装した。D13のLEDもある。 さすがにICSPピンヘッダを置くスペースは無いので載せていない。製作費は500円未満だ。
- タクトスイッチだけ瞬間接着剤でDIPパッケージに接着している。他の部品はリード線をATmega88チップのピンにはんだ付けして保持している。
- ブートローダは bird.dip.jpさんのATmega88用ソースをクロック8MHzでリビルドした。ブートローダはブレッドボードに差して書き込む。
- スケッチの書込みは秋月のUSBシリアル変換モジュールを利用する。 変換モジュールを載せてTXD,RXD,DTR,+5V,GNDを引き出す簡単な基板も作成した。
紹介ビデオ
LCDとRTCをつないで液晶時計を作ってみた。ブレッドボードにはまだ余裕がある。
Arduino Diecimila に載せた One Chip Arduino
高さを抑えるためにDIPをむりやりフラット化した。
ついでにICSPのピンヘッダも付けて見た。何だか不気味な虫のような外観だ。
ひっくり返すとさらに気持ち悪い。ICSPケーブルを付けてぶら下げたら「MATRIX」のアレみたいになった
(LEDを1個だけにして赤色高輝度LEDにすれば良かったな…)
こいつにはピンヘッダの足が生えているので直接デバイスを接続して使う。LCDを接続して「あの言葉」を表示させて見た。
最初は冗談で作ったワンチップarduinoだが実装面積が小さくてブレッドボードで使うのに重宝している。 エポキシ樹脂でモールドすればカッコ良くなると思う。
ATmega168を使って16Mhzセラミックレゾネータを載せればワンチップarduino diecimila(USB-Serial無し)も作成可能だ。ブートローダやArduino-IDEをあれこれ改変編集する必要も無いので,One Chip Arduinoの製作を試みる(酔狂な)人にはこちらの方をお勧めする。
実は…ワンチップArduinoより,並行して作った秋月USBシリアル変換モジュールを載せる基板の方が便利だったりする。 CTS,DSR,DCD,RIの制御線も引っ張り出しているので
FTDI BitBang AVRライタにもなる。だが,O'Baka Project なのに便利なモノを作ってどうする>自分